MOON SIDE COFFEEについて
MOON SIDE COFFEEは埼玉県ふじみ野にあるベーグルカフェです。
夫婦で運営しており、『皆様の居心地の良い空間』を提供できたらと思っております。
こちらのページではお店の成り立ちや私たちの想いを綴っております。
お店の成り立ち
2020年、5月。緊急事態宣言中のできごと。
私達夫婦には『自分達のお店を持つ』という目標がありました。
しかし、世界で起きている正体不明の病に、将来への大きな不安も同時に抱えていました。
そんな時に、近所の公園で見た景色。
それは今でも、私たちにとって特別な景色になっています。
色とりどりのテントがぽつりぽつりと芝生の上に置かれ、大人も、子供も、犬も、それぞれがのびのびと過ごしていました。
ソーシャルディスタンスの間隔はあるものの、そこにいる人々の表情は、不安な世の中のニュースなんてまるで届いていないような、穏やかな顔に見えました。爽やかな5月の風に木々はそよぎ、芝生は青々としていて。太陽の光を浴びて、自然の中でくつろぐ人々の姿に、人間の本質的な部分をみた気がしたのです。

オーストラリアのコーヒー文化
それと同時に思い出したのは、ワーキングホリデーで訪れた際に体感したオーストラリアのコーヒー文化。
1日のはじまりに、家族や友人と一緒にカフェに立ち寄り、焼き立てのパンと香り豊かなコーヒーを楽しむ。お気に入りのカフェのコーヒーを片手に、芝生の上で本を読んだり、おしゃべりしたり、景色を眺めながら心を解放する。
そんな風にコーヒー文化は、人々の暮らしに溶け込んでいました。
私たちが目指すカフェ
公園、カフェ、暮らし。
この3つが、私たちがお店をはじめるキーワードになりました。
関東を中心に、北は仙台まで、数ヶ月間物件を探しました。
店舗を構えるにあたって、どうしても欠かせなかったのが『芝生の公園』。
その中で出会ったのが、ふじみ野市上福岡にある福岡中央公園です。
2022年の3月に初めて訪れ、即決でこの場所にしようと決めました。それほどこの場所は、今まで見た、あの景色を彷彿させる素敵な公園だったのです。
それぞれの価値観
2022年7月、MOON SIDE COFFEE オープン。
MOON SIDEは、『月の傍(かたわら)』という意味。
自分と月までの距離を、遠く感じる人もいるし、身近に感じる人もいる。それぞれの価値観を尊重できる場所という、おおらかな意味を込めた名前にしました。
私たちのお店が、つくるものが、訪れたみなさまにとっての暮らしの一部となり、豊かな時間になることを目指しています。
